感じる力

知ることと感じることは違う。情報が溢れている時代に知ることはそんなに難しいことではないと思います。

テニスに対する知識もそう。けれど、たくさん知っても『感じること』は受けとる側の『感じる力』がなければ成り立ちません。相手が何を考えているか、ペアが何を思っているか、ゲームの流れはどう動いているのか、感じる力はとても重要です。感性を磨かなくてはいけません。

私の中学、高校時代の恩師は美術の教師でもあり、試合や遠征先で必ずその土地の文化財や美術館に連れて行ってくれました。その時はそれが嬉しかったけれども、テニスにどう影響するかは考えていませんでしたが、今思えば貴重な経験でした。

第6感、『ひらめき』も、ただの勘ではなく、それまでの人生の知識や経験から導き出されたもの。テニス以外にも色々なものに触れて感性を磨いていくことが大事だと思います。

ここでは member が『心を動かされたカルチャー』を不定期で紹介し、一緒に何かを『感じる』について共有できたらなと考えています。